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第51話 備えあれば憂いなし
アメリカのサブプライム問題に端を発した全世界的な株価の急落を受け、私共の身の回りにもいろいろと影響が広がってきています。外資系のクライアントで探していたポジションが突然フリーズになったり、米国本社が今までにないほど売上げが落ち込みレイオフが全世界的に実施され、突然解雇になったとのご連絡も以前のキャンディデイトからいただいたりしています。もちろん、そうしたケースでは多少のプランをいただいて会社都合での退職ですので、すぐにお金に困るということはないにしても、先行き不安なのには変わりありません。まして年齢が40代後半や50代では大変です。

こうしたケースのように、直接キャンディデイトが原因ではなく、外部環境の変化などはキャンディデイト個人やクライアントの社長といえども、なかなか自分達でどうこうすることもできませんのであきらめざるを得ません。地震など、予知できない出来事が起きたらどうするかといった、危機管理は日頃から準備することができますし、実際なさっているかと思います。同様に、現在の会社やポジションに対しても日頃からの危機管理が必要と改めて感じています。

転職といったケースで申し上げると、今勤めている会社が傾いてきてから次の転職先を探すのでは対応が遅れます。5年先、10年先のご自身のやりたいことや夢に向かって、今の会社で何を学び何を習得するのか、まだ習得すべきスキルや経験が今の会社で得られるので在職している。その次はこんなスキル、こんな経験が夢の実現のためには必要だから、どんな会社に入りどんなポジションにチャレンジするのかを、日頃から考えておく必要があります。現在の会社に留まっている目的が明確になれば、たとえ今働いている会社が怪しくなっても次にどんな会社に転職すれば良いのか、かなり明確になってきます。別に、転職することを勧めているわけではないですが、しっかりとした方向性と将来像を日頃から考えて日々の仕事に取り組むことが大切です。もう少し言えば、会社の状況や動向によって、自分自身の人生が歪められるのではなく、自分がそうしたいから今の会社で働くことを選択している。今の会社にいる必然性がなくなれば当然転職するといったキャンディデイト自身が主体性を持った生き方をお勧めしたい。

年齢でいえば40代、50代のキャンディデイトの方々には、こうした話は多分身につまされる話題かと思います。それは私が敢えて申し上げなくても、今までの転職の仕方やその中身をご自身が一番理解されているからです。残念ながら経歴は自分の都合で後から変えることはできません。いわば一人一人の生き様ですので、後から後悔しても遅いのです。
また、過去は変えられませんので、変えられるのは未来です。今日から、今からの実践が大切です。自分の人生のオーナーシップを自分で持てるように、しっかりした考え方をすべきかと思います。
自分自身にとって、どんな会社、どんなカルチャー、どんな経営層の人達とだったら、多少のことは大目に見て、長く働くことができるのか?どんな仕事なら、一所懸命仕事に打ち込め、多少の苦しさやハードワークに耐えられるのか?といった一人一人の適性にあった会社選びやポジション選びの条件を日頃から整理しておいて、しっかりした自分だけの転職基準を持っていただきたいと願っています。

私も含めて多くの人は、日々の仕事に追われていて、なかなか冷静に自分自身を棚卸して客観的に見る時間を作ることは難しいと思います。そんな中でも、コツコツと実践することで、突発的な出来事が起きたときでもあわてることなく、的確に判断し、行動することに繋げていくことができると思います。「備えあれば憂いなし」とは昔の人はよく言ったものです。
ファウンダー&パートナー 竹氏 彰
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