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| 第40話 エイドウィズ理念のルーツ |
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初めてお会いする方々にキャリアコンサルティングをさせていただくと皆さんびっくりされます。それは、多くのエージェントが自分達の案件を「これはどうですか？」と一方的に推薦してくるだけなのに対して、弊社のコンサルタントは、キャンディデイトの得意なこと、これからしたいことをまず整理し、案件ありきではないアドバイスをした上で、フィット感のある案件を親身になって推薦してくれるからだそうです。
では何故このような活動スタイルに到達したのかを、少しお話させていただきます。
私は今から24〜25年ぐらい前にキャンディデイトとして初めて転職を経験しました。その頃、大学を卒業して初めて入社した会社を自ら退職することはタブーであり、そんな人は「仕事ができない人」、「人生の落伍者」とみなされる風潮がありました。当時の私は、右も左も分からない、まさしく転職の素人でした。その頃設立したてのエグゼクティブサーチ会社のコンサルタントも日本では全く新しい職業であり、彼ら自身がその会社に移ったのが初めての転職だったりしたため、転職コンサルティングとは程遠い、案件をただ単に右から左へ紹介するだけの仕事だったと記憶しています。そんな時代ですので、当然、私自身が失敗も含めていろいろな経験をしてきました。失敗経験は自らを鍛え、大きく成長させたのも事実ですが、できれば避けたいものですね。（苦笑）
その後、かなり苦労して外資系2社の社長を無事務め、クライアント側として人材採用も経験しました。いざ、部下の採用に取り組んでみると、頼れる（まともにニーズにフィットした人材を紹介してくれる）紹介会社がほとんどないことに驚かされ、採用に四苦八苦し膨大な時間を使ったのを覚えています。実際、ニーズにほとんどフィットしない人材をただFAXしてくるだけのサービスでした。
さらにその後、キャリアコンサルタントとしてこの世界にはいって既に約10年になります。この間、3000人以上のキャンディデイトにお会いし、彼らを成功に導くべく、コンサルティンングしてきました。もちろん、はじめからすべてが成功するはずもなく、自分自身がキャンディデイトとしてされたくないことはお会いしたキャンディデイトにもしない、クライアントの立場として納得できないサービスはクライアントにもしないとか、さまざまな創意工夫や試行錯誤を繰り返しました。その結果つまり、求職者側、採用側、そして両者を繋ぐコンサルタントと三つの立場を自ら経験して、それらを土台にエイドウィズの理念が生まれたのです。大筋は変わりませんが、考え方や実践の仕方が現在の骨太で明確な形になるまでに、4〜5年はかかっています。
「キャンディデイトの転職を成功に導くこと」これこそが、キャンディデイトのみならずクライアントにとって最も大切なことなのです。何故なら、クライアントはキャンディデイトが入社後、一所懸命に働き、利益をもたらしてくれることを心から望み、そのための先行投資として、我々にフィーを払ってくださるのであって、半年や1年ぐらいの在籍のためにフィーを払うのではありません。さらにキャンディデイトは、クライアント企業の中に自分自身のやりたいことや自己成長の可能性を見出せなければ、頑張れないでしょう。キャンディデイトが生き生きと働ける場所を推薦することこそ、結果的にクライアント、キャンディデイト、弊社がともにパッピーになれるのです。いわば、弊社の理念は、ごく普通のビジネスの理念を人材紹介に当てはめただけなのです。
この理念や考え方に賛同し「キャンディデイトに軸足を置く」活動を地道に進める志あるコンサルタントが徐々に集まり、ヘッドハンターの集団として形成されたのが今のエイドウィズなのです。一度お会いした時から弊社とのお付き合いが始まり、案件紹介の如何にかかわらず、友人としてお付き合いが続いているケースもたくさんあります。キャンディデイトが友人を、クライアントがクライアントを、我々のためではなく紹介する友人やクライアントのことを慮って紹介していただくケースもあとを絶ちません。最近はとても嬉しいことに、元キャンディデイトがどんどんクライアントになっているのが現状です。
弊社では呼びかけています。「あなたも我々の仲間入りをしませんか？」 転職は一人一人の人生にとって、とても大切なイベントです。弊社では皆さんにより良い人生を歩んでいただくために、あなたと弊社のコンサルタントがマンツーマンで二人の特別プロジェクトとして、最善を尽くします。100％の成功はもちろんお約束できませんが、100%の最善の努力はお約束いたします。 |
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