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第10話 プロとしてのアドバイス
時として大変残念な事があります。それはキャンディデイトから「この会社はどう思われますか?」と相談されて、日頃から感じていることを正直に申し上げても中々聞き入れてもらえず、結局その会社に転職してしまうことです。それ自身は別に悪くないのですが、残念な事に6ヶ月から1年ぐらいでその会社を辞めてしまわれる事です。

相談を受けた時、我々に入ってくる生の情報を基に、「その会社の現状はこうだからとても薦められない」と根拠と論点を示してアドバイスします。しかしながら、「そうですか?それではその会社への転職は見送る事にします」とは中々いきません。自分自身の実力のなさなのか?信頼感不足なのか?その真理は良く分かりません。もしかして、質問する前に答えは自分で決めているのかもしれません。もちろん、大変良い会社であれば即座に「良いですね!是非、頑張ってください!」とお答えするのは言うまでもありません。

我々は日々相当な人数のキャンディデイトにお会いしています。年間一人のコンサルタントが平均して300人から400人、私の場合は既に7年間この仕事をしていますので、延べ人数では相当な数です。
少なくともお会いする時点で現在の会社に満足していて全く転職に興味のない人とはお会いしていないと思います。お会いした人達から何故現在の会社を辞めたいというような気持ちになったのか、その理由をお聞きする事はごく普通です。

辞める理由がもちろん個人的な理由のケースもありますが、大部分は業績から来る会社の将来性、ポジション・権限、会社の風土やカルチャーといったケースが多いのも事実です。また、あまり公言できないような色々と問題のある会社も多数あります。職業柄、人事の方とかなり近い存在ですので、色々な情報が好むと好まざるとにかかわらず我々の耳に入ってきます。これらの会社固有の情報や内情を少なくとも異口同音に複数のキャンディデイトから聞く事になれば、おおよその社内事情は把握できます。我々の情報ソースは実際に社内で働いていた人なので、生きた情報であり、それなりの客観性はあると思います。
そうした情報をベースにした上の我々のアドバイスですから、ある程度の客観性はあると思います。

我々のアドバイス通りに、キャンディデイトがうまく行かなかった場合の心境はすごく複雑です。プロとしての見識やアドバイスは良かったのですが、結果としてキャンディデイトが失敗してしまったわけですから。最もアドバイスを受けたご本人の最終決断の問題ですので(我々はやるだけやったので)致し方ありませんが、それでもなんだか悲しいですね。

病気になって医者のところに行って医者の言う事を気かない人、弁護士のご厄介になっていて弁護士のアドバイスを無視する人は少ないと思います。
キャンディデイトが我々プロのキャリアコンサルタントと同等レベルになるには、キャリアが使い物にならないくらいボロボロになるまで転職しても果たしてなれるかどうか分かりません。あなた自身の大切な人生ですので、プロのアドバイスを十二分に活用して、あなたの豊な人生を勝ち取っていただければと心から願っております。
ファウンダー&パートナー 竹氏 彰
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